优发娱乐官网_足球比分网-娱乐手机版7年7月6日(日)、优发娱乐官网_足球比分网-娱乐手机版7年度新潟支部総会および研修会を新潟市万代市民会館にて開催いたしました。総会の参加者は10名でしたが、研修会には支部会員12名の他、県内の栄養士養成校の学生2名を含む一般の方13名の参加がありました。
総会では役員が改選され、若手会員が副支部長に就任しました。今後の若手会員の参加が期待されます。また、初参加の会員もおり、余裕ができたから参加したという言葉に、支部活動を続けていく意義を感じました。
研修会は、長岡グランドホテル和食料理長の野元真善氏を講師に迎え、「食にまつわる『おいしい記憶』」をテーマにご講演いただきました。
昨年度、長岡グランドホテルで開催した研修会の折、野本料理長よりご自身のお料理への向き合い方や今後の活動目標などをお話いただきました。その中で、和食を通して食育にも力を入れていきたいとお話され、現在も地元長岡市の要請を受け食育活動に取り組まれています。講話が大変素晴らしかったので、もう一度、特に食育活動を中心にお聞きしたいとの要望が出され、今回の講演会講師をお願いしました。
講演では、料理の展示デモンストレーションを交えながら、食育への取り組みについてお話いただきました。
野元料理長は若いながら、数々の資格および受賞歴をお持ちです。単に料理や食材の知識が豊富で調理技術が卓越しているだけでなく、お料理との向き合い方と和食への造詣の深さに驚きました。料理長が、和食を伝統文化として捉えていること、和食が素晴らしいから世界無形文化遺産に登録されたのであり、それを残さなければならないという強い思いを持っておられること、しかし現実には、和食離れが加速する中で、和食の素晴らしさを伝える努力が必要との思いから、自ら食育推進委員に手を挙げられたことなどに感銘を受けました。
料理長は、楽しかったという記憶、楽しい思いを伴うおいしい記憶が、その後の食への関心につながり、ひいては和食文化の継承につながるのではないかと結んでおられました。
栄養士が「何を、どのように食べればよいか」というテーマで食育を行う場合、人の、とりわけ子どもの記憶にとどめるためにはどんな工夫が必要だろうか。このテーマに入る前に、野菜の栽培や料理教室など、様々な楽しい体験ができる環境作りから取り組む必要があるでしょう。栄養士がおこなえる食育はほんの一部に過ぎません。食育は、調理師も栄養士も各々の立場から、もっと積極的なアプローチができそうだと感じました。
今回は栄養士養成専門学校の学生も参加しており、食育の幅と奥深さを感じてもらえたのではないでしょうか。私たちにとっても示唆に富んだ素晴らしい講演となりました。
報告:新潟支部 細野留実(学部昭和61年卒業?院修士昭和63年修了)